インド経済の成長
インドの2004年のGDPは6610億ドルでした。実質GDP成長率は7.1%と、2003年の7.3%と同程度にとどまりましたが、インドの経済は農業部門の比率が高く、春季の降雨量が少なかった影響で年前半の農業生産が低迷したためなのです。農業部門を除いたベースではむしろ成長は加速しています。
2005年も製造業やサービス業が成長を支え、農業も前年を上回る見通しで、目標の7〜8%成長を達成する見通しです。有力企業の業績も大幅増収増益になりそうです。今後も高水準の伸びが期待されます。
インド経済の最近の高成長を牽引しているのは内需です。経済発展に伴う所得水準の向上により、購買力のある新中産階級が、デリーやムンバイなどの都市部で多数出現しており、消費を増大させています。2002年には50万台程度にとどまっていた乗用車販売台数は、2004年には80万台近くまで増加し、携帯電話市場でも、月150万人超のペースで新規加入件数が増加しているといいます。
2006年以降も、インフラ整備による投資の拡大、先進国企業のインドのITソフトウエア企業のアウトソーシングの増加、外資規制緩和による外国資本の参入、生産年齢人口の増加、中産階級の台頭などを背景に成長が加速すると期待されています
しかもインドの株式市場は、新興市場とはいえ英国の植民地だったので、欧米の商習慣や英文会計が浸透しています。なので、企業会計の透明性や、企業収益性も高い、魅力ある個別企業が多いといわれています。そのため、欧米の投資会社や年金基金などの機関投資家は、早い時期から国際分散投資の一選択肢としてインド株に投資していたのです。
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